すっぽんのスーさんは、養殖場の他の仲間と一緒に発砲スチロールの箱に入れられ

どこか見知らぬ場所へトラックで運ばれていきました

真っ暗な箱の中で、スーさんは不安で一杯です

到着した場所は大きな魚市場

トラックから降ろされた箱の中でスーさんはもがきました

暴れもがいて箱の内側を爪でガリガリかじっていると、

小さな光が差し込んできました

さらに力一杯かじっていると、蓋に身体が抜けられるくらいの隙間が空き、

スーさんは外に脱出する事が出来ました

市場はお休みなので、構内には人が数人しかいません

スーさんは人間に見つからないように歩きだしました

何処へ行くともなく、とにかく市場内をひたすら歩き続けました

しばらくすると、スッと身体が宙に浮き、ひとりのおじさんと目が合いました

スーさんは市場の守衛さんに捕まり持ち上げられたのです

守衛さんがスーさんをどうしようかと迷っていると、近くに市場の職員が通りかかったので

その人にスーさんを託し仕事に戻っていきました

スーさんを託された職員Iさんは、どこから逃げ出したのかいくつかの店舗を回りましたが

結局持ち主が見つからないので、ひとまず家に持ち帰えることにしました

職員Iさんの家では奥さんがびっくり

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脱走兵のスーさんは、この先自分はどうなるのかますます不安になりました

毛むくじゃらのヘンなヤツに臭いを嗅がれるし・・・。

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コイツに食べられてしまうのか?

Iさん一家の食卓で鍋にされてしまうのか?

せっかく逃げ出すことができたのに、スーさんの運命もここまでか・・・

いやいや、安心してください

Iさん一家はすっぽんを食べたことがなく、食べたいとも思わないようです

それどころか、Iさんは『すっぽんの飼育方法』を検索しだしました

そして川原で砂を拾ってきて大きめの箱に敷き、スーさんをその中に移して

毛むくじゃらのヘンなヤツ用の茹で鶏の胸肉をスーさんの口元に置いたのです

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スーさんはどうしてよいのか判らず固まったままです

そのうち、小さな穴が空いたフタを閉められ周りは静かになりました

夜が更けて、寒くなってきたIさん宅の駐車場に置かれた箱の中で

「明日のボクはどうなってしまうのだろう」と、考えながら眠りにつくスーさんでした


続く・・・。



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